第1回キャンペーン観測

概要

2011年4月25日から5月2日までの期間、第一回キャンペーン観測を実施した。国内外11施設12台の望遠鏡が参加し、5天体について可視・近赤外の撮像および分光観測を行った。天候にも恵まれ、すべての望遠鏡で1晩以上の観測を行うことができた。南北に長い日本の特徴をいかし、連日必ずどこかで観測できており、天候に関しての補完という目的は達成できたと考えている。海外の経度の異なる地点で連続観測を行い、継ぎ目のない時系列データを取得することを目標としたコアタイムは、4月30日と5月1日に設定されていたが、天候不順のため4月29日にコアタイムをずらした観測地点もあった。

 

観測参加人数:

スタッフ 39名

大学院生 17名

学部学生  2名

 

観測参加望遠鏡: 12台

北海道大学 名寄天文台 1.6m,

東京大学 アタカマ天文台 1.04m

東京大学 木曽観測所 1.05m

東京工業大学 明野観測所 0.5m,

名古屋大学 南アフリカ天文台 1.4m

京都産業大学 神山天文台 1.3m

京都大学 理学部屋上 0.4m

国立天文台 岡山観測所 1.88m

国立天文台 岡山観測所 0.5m

広島大学 東広島天文台 1.5m

鹿児島大学 入来観測所 1.0m

国立天文台 石垣島天文台 1.05m

 

占有した望遠鏡時間:

総計 約171時間 (コアタイム(4/29,30,5/1)が約103時間)

 

ワークショップ開催

5月19日から20日には、第一回キャンペーン観測のまとめとしてワークショップを開催した。観測施設の紹介や観測天体の解析結果などの報告があり、活発な意見交換がなされた。今後の課題として、以下のような項目が挙がった。

・指揮権および観測指示の明確化

・観測ターゲットごと、望遠鏡や装置スペックのWebページの作成

・データポリシー(誰が解析を行い、誰が論文主著者になるかなど)のルールの明確化

・共同利用望遠鏡の観測時間の確保について

・データフォーマットの共通化とWGの設置

・ターゲット選択のプロポーザル制の導入

・観測に関係するルールを決めるため実行委員会の設置

 

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観測ターゲットと総評

ワークショップ発表資料

 

 

 

 

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