光・赤外線望遠鏡の連携観測でスターリンク衛星の日除け効果を検証

 東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センターの堀内 貴史特任研究員を中心とした研究グループは、石垣島天文台むりかぶし望遠鏡、広島大学かなた望遠鏡、兵庫県立大学なゆた望遠鏡、埼玉大学SaCRA望遠鏡、東京工業大学明野50cm望遠鏡などを用いて、日除けを搭載したスターリンク衛星、バイザーサットの太陽光反射低減効果を測定しました。その結果、従来のスターリンク衛星に比べて太陽光反射をおよそ半分に低減すること、つまり日除けの効果があることを示しました。この研究成果は人工衛星群の明るさを様々な角度から検証したことで、観測研究の将来について考えるための重要な材料となるでしょう。

左:バイザーサットの概念図、右:各望遠鏡で得られたバイザーサットの航跡の例(上から1段目:むりかぶし望遠鏡、2段目:SaCRA望遠鏡、3段目:なゆた望遠鏡、4段目:かなた望遠鏡)。

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