2025年7月17日更新
日時:2025年10月21日(火)〜23日(木)の3日間
場所:鹿児島大学 郡元キャンパス +オンラインのハイブリッド
# 部屋は郡元キャンパス 学習交流プラザ2階 学習交流ホール
# 現地参加を推奨、オンラインはベストエフォートで対応
光・赤外線天文学大学間連携(OISTER)は、国立天文台と自前の光・赤外線望遠鏡を持つ国内の9大学(北大、埼玉大、東大、科学大、名大、京大、兵庫県立大、広島大、鹿児島大)が連携して研究と教育を行なう事業です。各大学が持つ中小口径望遠鏡を用いた連携観測により、重力波やニュートリノ事象の電磁波対応天体を始めとする突発天体のような短時間の天体現象に対する時間軸方向の詳細な観測を実施し、可視光と近赤外、撮像や分光、偏光といった多波長・多モードの同時観測に基づく研究を遂行しています。
今回のワークショップでは、「時間領域天文学の新展開」をテーマにし、
(1)広視野サーベイ時代の突発天体観測
(2)マルチメッセンジャー天文学の新展開
(3)時間領域天文学の開拓
をサブテーマとします。
(1)では、Tomo-e Gozenなどによる新天体のサイエンス、また、中小口径望遠鏡群による即時フォローアップ観測の実現に向けた観測体制について議論します。(2)では、重力波やニュートリノ天体のサイエンス、また、マルチメッセンジャー天文学の推進に向けた観測戦略について検討します。(3)では、OISTERがこれまで展開してきた恒星フレアをはじめとする多様な天体現象の研究成果を概観し、新たなサイエンスの開拓を議論します。
各観測所のステータスやOISTERの各事業の成果報告、OISTER連携観測による研究成果の報告、OISTERの将来構想の検討も予定しています。連携外や他波長の方々も含め、上記のテーマ、関連する研究、新たな研究のアイディアなどの講演も歓迎いたします。博士課程や修士課程の学生の方の交流を深めることを目的に、博論・修論の発表や、現在進めている研究についての発表も推奨します。大学院生・学部生の皆さんの研究発表に対して学生発表賞を授与する予定です。
申し込み締切:
・講演あり、旅費補助希望あり、懇親会参加希望ありのいずれか: 9月19日(金)17時
・上記以外の参加形態: 10月3日(金)17時
申し込みフォーム:
https://forms.gle/Pyk74AboCiq7pbQX8
招待講演/特別講演:
敬称略、五十音順
内田 裕之(京都大学)ニュートリノをトリガーとするX線による超新星「待ち受け観測」の実現
笹岡大雅(東京大学)広視野・高速撮像装置Tomo-e Gozenが発見するトランジェントと中小口径望遠鏡による追観測
高橋幸弘(北海道大学)惑星大気における雷現象
田中雅臣(東北大学)重力波の光学対応天体観測
敏蔭星治(東北大学) IceCubeニュートリノ可視光突発天体の探査
冨永望(国立天文台) LSST時代の突発天体観測
永山貴宏(鹿児島大学) 銀河系内の極めて明るい超新星の赤外線観測戦略
成田憲保(東京大学)系外惑星トランジット観測
※この他の講演者についても現在交渉中です。
なお、過去のワークショップのプログラムと講演スライドは、以下をご参照ください。
https://oister.kwasan.kyoto-u.ac.jp/oister-workshop/
世話人一同:
村田 勝寛(京都大学)
永山 貴宏 (鹿児島大学)
高木聖子(北海道大学)
久保田 尚之(北海道大学)
大朝 由美子(埼玉大学)
金井 昂大(埼玉大学)
瀧田怜 (東京大学)
高橋一郎(東京科学大学)
楠根 貴成(名古屋大学)
野上 大作(京都大学)
高橋 隼(兵庫県立大学)
中岡 竜也(広島大学)
泉浦秀行 (国立天文台)
太田耕司(京都大学)