2025年1月17日
東京⼤学⼤学院理学系研究科附属天⽂学教育研究センターの堀内 貴史特任研究員を中⼼とした研究グループは、CRTS、Pan-STARRS(パンスターズ)、ZTF などのアーカイブデータやむりかぶし望遠鏡(国⽴天⽂台⽯垣島天⽂台)、MITSuME 明野 50cm 望遠鏡(東京科学⼤学)、MITSuME 岡⼭ 50cm 望遠鏡(京都⼤学)、SaCRA 望遠鏡(埼⽟⼤学)を⽤いて、クェーサーWISE J090924.01+000211.1 が周期的な光度変動(静⽌系で約 700 ⽇周期)を⽰す珍しい現象を発⾒しました。またこのクェーサーは⾚外線で極めて明るい銀河としても同定されている珍しい天体であり、本研究の結果は銀河とブラックホールの共進化の過程に⽰唆を与えるかもしれません。

WISE J090924.01+000211.1 の光度曲線 (⿊丸: CRTS V バンド、緑とクロス: g、ピンク: r、⾚: Rc、⻘: i、マゼンタ: Ic、シアン: z、⻩: y)。各バンド(波⻑帯)で振幅と明るさを調整し、CRTS V バンド(可視)の光度曲線を基準として光度曲線を接続している。⿊曲線は正弦波によるモデルフィットを表す。
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